本日は2月14日。
ボクにとっては、チョコレートが貰えるかどうかよりも大事な意味がある日です。
負け惜しみじゃありませんよ!きっと1個は貰えるハズですから!?
ハタチそこらのヤングだった頃、飲食サービスの世界に入りました。
10年修行しよう!と決めました。
それぐらいやれば、ボクでも一人前になれて、自分の店が持てるんじゃないか?
って思いました。根拠?ん~なんとなく。
バー、ホテル、フレンチレストラン、と渡り歩き、
約10年の修業期間を経て、晴れて最初の店を構えたのが・・・
2005年2月14日。
店の名は「エルミタージュ」。
「隠者の庵」「隠れ家」といった意味を持つ、フランス・ローヌの銘酒の名前です。
伝説によると、
戦いに疲れたひとりの騎士が人里離れた丘の上に棲み家(エルミタージュ)を建て、
斜面に葡萄畑を拓き、ワインを造った。と云われています。
訪れた旅人にとって、そこで供される一杯は心と体を潤し癒したことでしょう。
やがて、そのワインの素晴らしさは口伝てで広く人々の知るところとなるのです。
・・・かっこよくない?
自分の店もそんな風になりたい!という理想を掲げ、その名を頂戴しました。
が、たかだか10年の修行では、
サービスマンとして、ソムリエとして、経営者として、何より人として、
・・・未熟でした!
隠れ家はいつまでも隠れ家のまま(泣)
その後、紆余曲折を経て、今の店「ワインバーゆのうえ」にたどり着きました。
(そこら辺の経緯は長くなるので、省略)
というわけで、2月14日は「独立記念日」。
最近は、今の店の開業が2月1日ってこともあり、
その日をあまり意識することもなかったのですが、最近ふと気付いたのです。
干支が一周するなぁ、と。
基本的に前ばっかり見てやってきたつもりですけど、
時には、過去を振り返って、しみじみするのも精神衛生上良いのでは?などと思い、
これをひとつの区切りにしよう!ということで、意を決して、このワインを開けることにします!
「エルミタージュの魔術師」ジャン・ルイ・シャーヴの2001年。
エルミタージュを名乗る以上、絶対に置いておきたい!と思い、奮発して購入した1本。
ボクの店のアイテムとしては、かなり高級な部類でした。
ちなみに、今の店にはこんな超高級品は1本もありません(爆)
ご一緒にいかがですか?お代はいただきますが(笑)
特別価格でお出しします。延々と続くかもしれない、ボクの昔話付きで♪